「部下が辞めてしまう」と思ったら読むべき本 〜科学的な適職〜「達成」編

「部下が辞めてしまう」と思ったら読むべき本 〜科学的な適職〜「達成」編

2020/9/26(土)
やりがい

みなさんお早うございます、こんにちは今晩は、フリーターから正社員に成り上がりたい男、すぃーもーです。

本日は、「部下が辞めてしまう」という悩みを抱える上司の方が読むべき本をご紹介したいと思います。

なぜ上司の役割など1ミリもやった事がない私がこんなテーマを書くのかと言いますと、

私が脱サラして以降約2年半お世話になっているアルバイト先で、そこに就職しようとしていた考えを改め、転職活動(今がアルバイト雇用のため、「転職」と言えるのか不明ですが) を始めることを決心した出来事があったのですが、

この考えを改め、転職を目指すに当たり参考に読んだ本が、世の「上司」と呼ばれる方々にとって必読の書だと感じたからです。

その本とは、

「科学的な適職 4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方」(鈴木祐著 クロスメディア・パブリッシング)

です。

一般的にはこの本に書かれている要素を満たした会社、職場を「探す」為に活用するのですが、

逆に管理職と呼ばれる方々が、膨大な研究調査結果の観点から導き出された「最高の職業」の場を「つくる」ことが出来れば、離職率が下がるのは当然だと思うのです。

おそらくこの本はこれから就職活動を始める学生や、転職活動を始める社会人向けに書かれた本だと思われますし、私も自分の転職活動に活かそうと読みました。

書かれている内容に納得させられるのはもちろん、個人的な見解ではなく科学的な根拠を基にされているため説得力もバッチリなのですが、

だからこそ部下に転職されて行ってしまう「上司」の方こそ読むべき本です。

この本では、「仕事で得られる幸福度を向上させる」ことにポイントを置いて職を選ぶ事で、多くの人が犯してしまう仕事選びの失敗を避け、理想に近い仕事が選べるようになることを、科学的な根拠を基にして解説されています。

つまり、逆にそのポイントを満たした会社、組織、チームに今属しているとなれば、そこを辞めていく社員は減っていきます。

  1. 仕事の幸福度を決める7つの徳目 「達成」
  2. 達成とは小さな成功体験
  3. モチベーションの正体
  4. 「上司」が出来る事は、仕事のフィードバックを与えること
1.仕事の幸福度を決める7つの徳目 「達成」

鈴木さんの本では、「仕事の幸福度を決める7つの徳目」という内容が書かれています。

本日はその7つの徳目の一つ、「達成」に関して書いていきたいと思います。

達成とは何も1年の抱負のような大きな目標を達成することではありません。

それよりも重要な事は以下であると書かれていました。

「◉人間のモチベーションがもっとも高まるのは、少しでも仕事が前に進んでいるとき」

<参考文献> 鈴木祐 『科学的な適職 4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方』 クロスメディア・パブリッシング 2019年 110項

こちらは、ハーバード大学が行なった「仕事のモチベーションを高める最大の要素とは何か?」に関する研究結果です。

こちらは、研究チームが7つの会社の238人のビジネスマンを対象に、全員のパフォーマンスの変動を1,200時間調べてわかった結果だそうです。

「仕事が少しでも前に進んでいるとき」が感じられるときはどんな時でしょうか?

・いつも門前払いの営業先の会社で、なんとそこの役員と知り合いになることができ、訪問のアポが取れた。

・新商品の開発でどうしてもクリアできない課題が、解決できるかもしれない糸口が見つかった。

こういう時なのではないかと私は考えます。

そしてこんな時、確かに私のモチベーションが爆上げされるだろうと安易に予想がつきます。

2.達成とは小さな成功体験

つまり「少しでも仕事が前に進んでいるとき」だと感じるのは、ちょっとした成功体験に他ならないのです。

先ほどの例で言えば、門前払いの営業先に朝7時から張り付いていたらレクサスがやって来て、降りてきた人に名刺を渡して挨拶したらお相手も名刺をくださり、見たら社長だった。

のような成功体験です。これはちょっとしたどころかとてつもない成功ですが。

営業であれば受注がひとまずの最大の成功になるわけですが、その最大の成功を達成するいくつかの要素をクリアする=小さな成功

これこそが私たちが「仕事が前に進んだ」と感じる大切な体験であり、モチベーションを上げてくれます。

「企画書の作成のために必要なデータが見つかった、いままで悩まされてきたバグが解消された、マネージャーから褒められた…。 どんなに小さな達成でもあなたのモチベーションは高まり、そこには”やりがい”の感覚が生まれます。」

<参考文献> 鈴木祐 『科学的な適職 4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方』 クロスメディア・パブリッシング 2019年 111項

皆さんも、こんな経験おありなのではないでしょうか。

3.モチベーションの正体

小さな成功体験は、仕事以外のより身近な例でも紹介されていました。

コロンビア大学の実験で、とあるコーヒーショップのスタンプカードを2つのグループに渡して行った実験なのですが、

①10個のスタンプでコーヒー1杯無料のサービスが受けれられるカードを渡したグループの人よりも、

②12個のスタンプでコーヒー1杯無料のサービスが受けられるカードを、スタンプ「3つ目」から貯め始めるグループの人の方が早く無料のコーヒーをゲットしたそうです。

つまり、コーヒー1杯無料サービスを受けるためにはお互い10個のスタンプを押してもらわなければならないのですが、

「3つ目」のスタンプから始まる=既にスタンプが2つ押してあるカードを人は、スタンプを押してもらうためにコーヒーを買うペースが速かったのです。

この研究チームは、既に2つのスタンプが押してあることで小さな達成感があったと分析し、「前進の錯覚」と呼んだそうです。

これも皆さん似たような経験がおありでしょう。

私は、中華料理チェーンの「餃子の王将」のポイントカードで実体験済みです。

コロナの自粛中、テイクアウトで餃子の王将に行った際、たまたま初回に家族3人分の料理を注文したことで大量のポイント1度にゲットしました。

そこからあれよあれよと通い始め、1ヶ月で25個のポイントを貯めて餃子倶楽部会員になってしまいました。笑

「前進の錯覚」は、間違いなく目標達成のモチベーションを高めてくれます。

4、「上司」が出来る事は、仕事のフィードバックを与えること

「錯覚」であろうと本当の前進であろうと、私たちが仕事における前進を自覚さえしていればいい訳です。

その為には例えば未取引企業の社長の名刺をゲットすることは大変な前進を感じられるのですが、

みんながみんな営業をやっている訳ではありません。

そこで鈴木さんは本の中で「フィードバック」が重要だと書かれています。

「たとえば、あなたが料理人だったとしましょう。このとき、自分で作った料理にお客さんが喜ぶ姿を自らの目で確認できれば、あなたはすぐに結果のフィードバックを受けられ、小さい達成感を細かく味わう事ができます。

 しかし、その一方では、料理人が厨房にこもりきりでお客さんのリアクショnを見られないケースもあるでしょう。効率化のためにはしかたない処置ではありますが、このような環境では、どうしてもあなたの達成感は減ってしまうはずです。」 

<参考文献> 鈴木祐 『科学的な適職 4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方』 クロスメディア・パブリッシング 2019年 113項

もうホントおっしゃる通り。解説の余地がありません。

このフィードバックを日常的に受けられる工夫をどれだけ凝らす事ができるのか、会社や組織の数だけやり方・方法がありそうです。

私たち社員はそんな環境を求めて職を選べば仕事の幸福度が高まっていくのですが、

組織の上に立つ方こそがこの点を工夫・実践することで、間違いなく部下やメンバーのモチベーションを上げる一助になり、離職率を下げることに繋がるはずです。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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