“ノムさん” こと野村克也流、「生き残る」社会人になる方法。 マネジメント編

“ノムさん” こと野村克也流、「生き残る」社会人になる方法。 マネジメント編

2020/7/21(火)
人材育成

こんばんは!

本日も前回に続き、“ノムさん”こと野村克也さんから学ぶ「生き残る」社会人になる方法、

今回は マネジメント についてです。

前回は、「プレイヤー」、「個」が仕事上でパフォーマンスを発揮する為の考え方についてでしたが、

その「個」の力を引き出すマネージャーとしての心得をノムさんからインストールしたいと思います。

  1. 並みのリーダー 自分のやり方を部下に求める
  2. 新庄選手を指導した「相手に合わせる」マネジメント

1、並みのリーダー 自分のやり方を部下に求めるリーダー

管理職の皆さん、あなたはこれまで、「我」を通して仕事をされて来ましたでしょうか?

大抵の方が「我」を抑えて成果を上げて来たからこそ、今の地位があるのではないでしょうか?

管理職ともなれば、いち組織やグループのリーダー、トップだと言えます。

そのトップの意向を無視して好き勝手に仕事をしていては、出世は望めないでしょう。

そしてあなたは理不尽とも思える上からの注文に耐え、自らの意見を抑えて応え、成果を上げ、

晴れて上司の跡を継いでトップに立ったのです。

やっと耐え忍んだ日々が報われたというのに、部下が全く自分の意見を聞かず「オレ流」で我が道を行かれたら、

面白いわけがありません。

自らが耐えて来たように、部下へも自らへの忠誠を求めるでしょう。だって自分はそうやって出世して来たんだから。

これが、組織がうまくいかない理由でしょう。

2、新庄選手を指導した「相手に合わせる」マネジメント

気をつけたいのは、組織の方針やルールに対する統制は取りますが、個人の価値観や考え方まで縛ってしまわないことです。

ノムさんは、この事を阪神の監督時代の新庄選手への指導で説明されています。

当時間違いなく阪神のキーマンだった新庄選手に、ヤクルト時代のような連日のミーティングで野球理論を叩き込むのは到底無理だと考えたノムさんは、

基本的には新庄の思い通りに練習をさせながら、彼の気づかぬうちにいろんなことを知ってもらう、あるいは考えるきっかけにしてもらうにはどうしたらいいかを考えた。

野村克也. 生き残る技術 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.700-703). Kindle 版.

キャンプ当初、私は新庄にキャッチャーをやらせてみようかと考えた。でもその話を彼に振ると、とても嫌そうな顔をしたので「じゃあ、どこがやりたい?」と聞くと、少年のような表情で「ピッチャーです!」と答えた。彼のような人間に集中して練習をさせようと思ったら、指導者がまず最初にやるべきは本人のやる気を引き出すことだ。

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捕手として初の三冠王に輝き、歴代二位の安打数記録を持つ球界を代表するレジェンド。

監督として直近のヤクルトで実にリーグ優勝4回、日本一に3回。これ以上にない実績をひっさげ、阪神を立て直しにやって来た名将が、「選手の好きに練習させた」のです。

ご自身の成功事例である毎日ミーティングを基にしたID野球を強要せず、全く違うアプローチを取られています。

そしてノムさんは、ただ本人のやりたいようにやらせるだけではなく、新庄選手が望むピッチング練習を通じて

バッターとしての力を引き出そうとされていました。(配球のパターンを学んだり、投手の基礎である下半身強化をバッティングへ活かす。)

やる気を引き出すと同時に、本質的な狙いがノムさんの中で整理されていた点は見逃せません。

それを養う計算が立つのなら、あとは本人のやりたいようにやらせる。

結果、やる気も実力を上がるというわけです。

そしてノムさんが指導して2年目となった新庄選手はその年キャリアハイの打撃成績を残し、後にメジャーへ移籍しました。

新庄選手に限らず、各選手に合わせたアプローチを取るこの考え方は、「俺は上司の無理難題に耐え、かつ成果を出してこのポジションに来た。だから、上司である俺の言う事を聞かない奴は許さない。」

そんなトップとは大違いなわけです。

いかがでしたでしょうか。

組織のトップともなると、ついつい自分の意見を押し通して部下を服従させてしまいがちですが、

それはノムさんが「俺はキャッチャーやってて三冠王が取れたんや、お前ら全員キャッチャー経験せい。」と指導するのと同じなのでなないでしょうか。

では本当に全員キャッチャーの練習を徹底された野球チームは強くなるのか、疑問です。

しかし会社ではこれが起こっているのではないでしょうか。

言葉で言うほど簡単なことではないのですが、個々のメンバーが最も力を発揮する接し方を探求していきたいものです。

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〜最後まで読んでくださり、ありがとうございました〜

当ブログでは、私が起業を目指して失敗を繰り返し、肉体労働のアルバイトで一から出直した学びをアウトプットしています。
そこには大好きなプロアスリートの考え方を参考にして多くを取り入レました。
そこから得た経験も記事にしていますので、ぜひ他の記事もご覧いただけますと幸いです。

参考文献:「生き残る技術」(電子書籍版 / 著:野村克也 発行所:株式会社竹書房)