【やりたいとがない】会社を辞めたい人がやりたいことを探しても意味がない?

【やりたいとがない】会社を辞めたい人がやりたいことを探しても意味がない?

2022/5/15(日)

会社に行きたくない
でも別にやりたいこともない
辞めたところでどうすればいいのか分からない

このように考えている方は多いのではないでしょうか。
これと同じ事を考えていた私が、実際に脱サラして気ままに生活した結果をお伝えしようと思います。

底辺営業マン、30代で何のあてもなく脱サラしてフリーター生活を送り、
35歳で再就職した私の経験から書いています。

※基本、失敗談です。

目次

「今の仕事はしたくない」そんな私がまずやったこと
やりたいこと探しに迷走したアラサー時代(29歳~32歳)
やりたいことがない人は、どうすればいいのか
まとめ

結論:もしもアイデアがあるのなら、まずはお金をかけず出来る事からやってみるベシ!

単純に自分が「おもしろそうだな」「やってみたいな」と思うことに熱中する事が、

やりたいことを見つける近道。

やりたいこと=仕事 だと決めつけるのは危険。

「今の仕事はしたくない」そんな私がまずやったこと

私が脱サラしたのは32歳の時でした。

新卒で9年間勤めたOA機器業界の営業職を辞め、思い切って独立しました。

しかし「これで商売しよう!」という明確なアイデアや商品があったわけでもなく辞めてしまった私は、

辞めて2週間ですぐにアルバイト生活に入りました。

なんでこんな事になってしまったのか、そのいきさつを書いていきますね。

入社後、大した成果も上げられずイヤイヤ仕事を続けていた私は、

「とりあえず辞めないでおこう」
「あわよくば今後転職に有利になるよう、今の仕事で成果を出そう」

こんな感じで働き続けてきました。

しかし一向に何も変わらないまま30歳を過ぎた私は、営業成果にも繋がりそうで、

かつ転職にも有利になりそうな資格を取ろうと考え、中小企業診断士の資格取得を目指します。

コンサルみたいな立ち位置で営業できたら面白そうだな、と思ったのです。

しかし途中で、「自分が経営者だったら、経営をしたことがない中小企業診断士から、

経営のコンサルを受けようと思うのか?」と疑問に感じてしまい、

勉強が全く手が付かなくなってしまいました。

資格取得の講座で有名な講師陣はもちろん中小企業診断士なのですが、その方々の本業は研修講師であったこともひっかかり、

「研修講師になりたくて、この資格を取るのか?」と最終的には完全に資格取得を断念しました。

やりたいこと探しに迷走したアラサー時代(29歳~32歳)

結局自分は何がやりたいのかも分からず、それを探すように高額な起業スクールやコンサルを受けるようになります。

支払う金額も徐々に高額なものに変わっていき、計5度、金額にして約170万円使いました。

資格の講座も合わせると200万円以上使ってきましたが、僕の場合は、これらの講座で仕事に繋がったものは一つだけでした。

やりたいことを探す事にお金をかけたり、勉強するのはコスパが悪すぎます。

これだけのお金を使って、ようやく私は「やりたいことを探していたのではなく、やっている風の自分に酔っていた」事に気が付きました。

「資格を取ったらお客様の見る目が変わる」
「これからは個の時代だから起業だ!起業で成功してやる!」
「自己投資を惜しんではいけない!ここで周りと差をつけてやる!」

これらは全て仕事で成果が上げられずにいた私が、職場以外に居場所を求めて、安心したかっただけに過ぎません。
(資格の学校や起業スクールは、僕のように大して何もできないクセに考える事だけはいっちょ前な人をターゲットにすれば、余裕で売れると思います。)

営業で成果が出ないのは、お客様が価値を感じるものを提案できていないだけで、これが改善されなければ、資格を持っていても何も売れません。

会社から売ってこいと言われた商品・サービスを売るゲームの攻略法は、資格ではありません。

実際TOPセールスの人たちで、何の資格も持っていない人は大勢います。と言うかほとんど持っていません。

起業も同じです。

目的はなんであれ、人が欲しいと思うものを考えたり、カタチにしたり、売ったりできるから、

起業という選択肢が出てくるわけで、手段である起業が目的では、ただの妄想にしかすぎません。

私はそんな妄想をしている自分を「妄想なんかじゃない!」と正当化する為に、

起業スクールやコンサルにお金を払っていました。全て順番が逆の、ただのイタイ勘違いヤローな訳です。

やりたいことがない人は、どうすればいいのか

純粋に自分がやってみたい、おもしろそう、そう思う事があなたの「やりたい事」です。

まずはそれをやりましょう。

今まで「やってみようかな~」と思ったことはありませんか?

または人から「あれやってよ~」と頼まれた事で、意外と上手くできてしまって「すげぇ!」と言われた事ってありませんか?

興味があったり、ハマったり、感謝されたりした事は、楽しいので継続できる可能性が高いです。

継続していると、どんどん実力が上がって、ドラクエやエフエフなどのRPGゲームを攻略している感覚になります。

それが仮に仕事にならなくてもOKです。

だって楽しいんですから。

200万円以上つぎ込んで様々なスクールや講座に通い、「やりたいことを見つける」作業をさんざんやってきた私が断言します。

これらの「やりたいこと探し」の作業は、全て仕事に結びつけて考えてしまうから上手くいかないのです。

仕事だのお金だの難しく考えず、初めから自分が「おもしろそう」だと思うことをやった方が早いです。

やりたいこと=仕事だと決めつけないでください。

単純にお金が欲しいと思うなら、お金を稼ぐ手段がいくつか思いつくはずです。

それをやってみればいいだけなのですが、ほとんどの人が「恥ずかしい」「めんどくさい」と思って何もしません。

その時点で、その人が本当に欲しいものはお金ではないのだと思います。

もしも何かアイデアがあるのなら、それをカタチにしてみてください。

ラーメン屋をやってみたいのであれば、いきなりお店を構える事は出来なくても、

「本格的な食材はどうやって仕入れるんだろう?」と調べて、一つや二つ入手することは出来るはずです。

それを使ってラーメンを作ったら驚くほどおいしかったので、次は友達に食べさせてみる事もできると思います。

私は筋トレと写真が好きなので、割安なパーソナルトレーニングが受けられるジムを回っている所です。

カメラも買いました。(写真屋に就職もしゃちゃいました)

人生はもっと気楽に、単純でいいのです。

やりたいことがないけど仕事も変えたい人は、こちらの ↓

「好きなことを仕事にしてみた」も是非ご覧ください。